一括ドキュメントアクションを使用すると、最大 1,000 件のドキュメントに一度に変更を加えることができます。これらのアクションには、フィールド値の編集、共有設定の編集、R&U ワークフローの開始などが含まれます。PromoMats では、一括アクションを使ってコンプライアンスバインダーと 2253 フォームを作成することもできます。
管理者は Vault でこの機能を有効化する必要があります。有効化されると、ドキュメント: 一括更新権限を持つセキュリティプロファイルに含まれるユーザのみが使用できます。以下でセキュリティ詳細をご確認ください。
ドキュメントをライブラリから選択する
一括アクションを行うライブラリドキュメントを選択するには:
- ライブラリを開きます。
- ビュー、検索、フィルタを使ってドキュメント一覧を絞り込みます。一括編集処理を開始した後でも個別のドキュメントを非選択とすることができますが、フィルタおよび検索へのアクセスはこの段階でのみ可能です。
- ライブラリのアクションメニューで、選択するドキュメントのセットを選択します。現在のページに表示されているドキュメントのみを選択するか、有効なフィルタおよび検索基準に一致するドキュメントすべて (最大 1,000 件) を選択することができます。
- 選択の絞り込みページから、選択したドキュメント一覧を確認し、一括編集に含めたくないものがあれば選択を外します。
- 次へをクリックします。さまざまな一括オプションに関するヘルプは以下を参照してください。PromoMats Vault の場合は、フォーム 2253 も生成する必要があります。
ドキュメントエクスポートの一括アクションを使用してバインダー全体を選択してエクスポートすることができます。
ドキュメントをバインダーから選択する
一括アクションを行うバインダードキュメントを選択するには:
- バインダーを開きます。
- 編集するドキュメントが含まれるセクションに移動します。
- バインダーレイアウトがコンパクトビューに設定されていることを確認します。
- ドキュメント一覧の上にあるセクションのアクションメニューから、選択するドキュメントを選びます。現在のページで表示されているドキュメントのみを選択するか、ドキュメントすべて (最大 100 件) を選択することができます。
- 選択の絞り込みページから、選択したドキュメント一覧を確認し、一括編集に含めたくないものがあれば選択を外します。
- 次へをクリックします。さまざまな一括オプションに関するヘルプは以下を参照してください。
ドキュメントをレポートから選択する
レポートからのドキュメント選択は、1,000 件以上のドキュメントのフィールドを編集したい場合に便利です。このような場合、除外したい値を指定するフィルタを使ってレポートを作成します。例えば、すべてのドキュメントを施設 1001 から施設 1002 に移動したい場合、レポートフィルタは「施設は 1001 に等しい」と指定します。レポートを実行してから、一括アクション選択の最大数 (1,000 件) を使って、アクションを完了します。最初のアクションが完了した後、レポートを更新して、プロセスを繰り返します。
一括アクション選択は、グループ化を使用するレポートには利用できません。
- ドキュメントを返す表形式レポート (マトリックス形式ではなく) を実行します。これらのレポートには、ドキュメントまたはドキュメントが関連づけられた製品などのレポートタイプがあります。
- ドキュメント一覧の上にあるセクションのアクションメニューから、選択するドキュメントを選びます。現在のページで表示されているドキュメントのみを選択するか、ドキュメントすべて (最大 100 件) を選択することができます。
- 選択の絞り込みページから、選択したドキュメント一覧を確認し、一括編集に含めたくないものがあれば選択を外します。
- 次へをクリックします。さまざまな一括オプションに関するヘルプは以下を参照してください。
ドキュメントをカートから選択する
一括アクション用にカートからドキュメントを選択するには:
- カートを開きます。
- ドキュメント一覧の上にあるアクションメニューから、選択するドキュメントを選びます。現在のページで表示されているドキュメントのみを選択するか、ドキュメントすべてを選択することができます。
- 選択の絞り込みページから、選択したドキュメント一覧を確認し、一括編集に含めたくないものがあれば選択を外します。
- 次へをクリックします。さまざまな一括オプションに関するヘルプは以下を参照してください。
ドキュメントフィールドの更新
すべてのフィールドがドキュメントアクションを使用して編集できるわけではありません:
- フィールドは、選択したすべてのドキュメントに共通している必要があります。
- フィールドは依存性を持つことはできません。
- アクションの選択ページから、フィールドの編集を選択します。
- 次へをクリックします。
- フィールドの編集ページで、Vault は編集可能フィールドを表示します。
- フィールドの編集 (鉛筆) アイコンをクリックして新しい値を入力し、すべてのドキュメントのフィールド値を編集します。ドキュメントのフィールドが既に入力されている場合には、既存の値がこの新しい値に置き換わります。フィールドを編集し、空欄のままにした場合には、Vault はすべての選択済みドキュメントのフィールドをクリアします。
- 任意の作業: 取り消す (回転矢印) アイコンをクリックすると、フィールドが既存の値にリセットされます。
- 次へをクリックします。
- 確認ページで変更の概要を確認します。
- 終了をクリックします。変更が完了すると、システムメッセージページに通知が表示され、Vault からメールが送られます。
ワークフローの開始
この機能を使用して、R&U ワークフローを開始します。各一括アクションにおいて、選択したすべての有効なドキュメントに対して Vault が開始するワークフローを一つのみ選択できます。
ワークフロー参加者を選択する際に、Vault はユーザのリストを制限しません。許可されるユーザ設定または動的アクセスコントロールのため、特定のドキュメントの特定のロールに許可されないユーザを選択できる場合があります。この場合、Vault では一括アクションを継続できますが、無効なユーザ割り当ては完了しません。Vault が完了できなかった割り当てがある場合に失敗通知が送信されます。
- アクションの選択ページから、ワークフローの開始を選択します。
- 次へをクリックして、ワークフローの開始ページを開きます。
- R&U ワークフローを選択します。ユーザは、同じライフサイクルを共有し、同じライフサイクル状態にあるドキュメントのみにワークフローを開始することができるため、Vault は、ライフサイクルおよび状態ごとに利用可能なワークフローを表示します。
- 次へをクリックしてワークフロー詳細の編集ページを開きます。
- 個別ドキュメントにワークフローを開始する日付など、ワークフロー詳細(ロール割り当て、期日など) を入力します。
- 次へをクリックします。
- 確認ページで変更の概要を確認します。
- 終了をクリックします。変更が完了すると、通知ページにメモが表示され、Vault からメールが送られます。ワークフローが開始された後は、他のワークフローに影響を及ぼすことなく、一つのドキュメントのワークフローのタスクをキャンセルするなど、ドキュメントのワークフローを個別に管理することができます。
へドキュメント状態の変更
一括状態変更アクションは、アクションを完了するまで、条件付きユーザアクションの条件を検証しません。そのため、Vault は一括アクションに含まれるすべてのドキュメントに対して有効ではないアクションを表示し、選択できる可能性があります。指定された条件を満たさないドキュメントは元の状態を維持します。チェックアウト済みドキュメントは状態を変更できません。
- アクションの選択ページから、ステータスの変更を選択します。
- 次へをクリックします。
- ステータス変更の選択ページで、ドキュメントに設定する新規状態を選択します。ユーザは、同じライフサイクルおよびライフサイクル状態にあるドキュメントのみ状態を変更できるため、Vault はライフサイクルおよび状態ごとに使用可能な状態のみを表示します。
- 次へをクリックして確認ページを開きます。続行する前に変更の概要を確認します。
- 終了をクリックします。変更が完了すると、通知ページにメモが表示され、Vault からメールが送られます。
リーガルホールドの適用または削除
適切なリーガルの権限を有するユーザは、一括アクションを実行して、承認済みリーガルホールドを適用または削除することができます。
- アクションの選択ページから、リーガルホールドの適用またはリーガルホールドの削除を選択します。
- 次へをクリックして詳細の編集ページを開きます。
- 適用したい承認済みリーガルホールドを選択するか、削除したいリーガルホールドの選択を解除します。
- 次へをクリックして確認ページを開いて、ドキュメントの概要を確認します。
- 終了をクリックします。変更が完了すると、システムメッセージページに通知が表示され、Vault からメールが送られます。
ドキュメントの削除
管理者がデフォルト設定を上書きしない限り、バインダー内のドキュメントを含む予定ドキュメントのみを削除できます。
- アクションの選択ページから、ドキュメントの削除を選択します。
- 選択済みドキュメントにドキュメントの削除権限があるかどうか確認するには、権限の算出をクリックします。これにより、削除する権限があるドキュメントの件数を確認できます。
- 次へをクリックして確認ページを開き、削除するドキュメントの概要を確認します。このアクションは元に戻せません。
- 終了をクリックします。変更が完了すると、システムメッセージページに通知が表示され、Vault からメールが送られます。
ドキュメント関係の作成
一括アクションを使用して、ドキュメントの受信または送信関係を作成することができます。このアクションでは、関係タイプを選択して、選択したドキュメントからの受信関係を作成するか、選択したドキュメントへの送信関係を作成します。リンクするドキュメントを検索する場合、Vault は一括アクションに選択されたドキュメントを除外します。
選択済みドキュメントにリンクするには
選択済みドキュメントへのリンクオプションを選択している場合、選択するドキュメントからの受信ドキュメント関係を作成します。
- アクションの選択ページから、ドキュメント関係の作成を選択します。
- 選択済みドキュメントへのリンクを選択します。
- 選択リストから関係タイプを選択します。コピー元やオリジナルのソースといったシステム管理関係タイプを選択することはできません。関係タイプの中にはすべてのドキュメントタイプに有効ではないものもあります。無効な関係タイプを選択すると、Vault はエラーを通知します。
- 選択リストからドキュメントを選択します。
- 関係タイプソースがバージョン固有である場合はバージョンを選択します。これは、作成した関係がリンク元のドキュメントに関連づけられることを意味します。関係タイプターゲットがバージョン固有の場合、関係は常に特定のターゲットバージョンにリンクされます。
- 次へをクリックして確認ページを開きます。このページには、更新されるドキュメント件数、作成される関係タイプ、影響を受けるドキュメントの一覧に関する概要が記載されます。
- 終了をクリックします。Vault がアクションを完了すると、メールと Vault 内のシステムメッセージページにシステムメッセージが送信されます。
選択済みドキュメントからリンクするには
選択済みドキュメントからのリンクオプションを選択している場合、選択するドキュメントからの送信ドキュメント関係を作成します。このオプションを使用することが推奨されます。
- アクションの選択ページから、ドキュメント関係の作成を選択します。
- 選択済みドキュメントからのリンクを選択します。
- 選択リストから関係タイプを選択します。Vault はサポートされる関係タイプのみをリストします。基本、オリジナルソース、添付ファイルといったシステム管理関係タイプは選択できません。関係タイプの中にはすべてのドキュメントタイプに有効ではないものもあります。無効な関係タイプを選択すると、Vault はエラーを通知します。
- 選択リストからドキュメントを選択します。
- 関係タイプターゲットがバージョン固有である場合はバージョンを選択します。これは、関係が常に特定のターゲットバージョンにリンクされることを意味します。関係タイプソースがバージョン固有の場合、作成される関係はリンク元のドキュメントに関連づけられます。
- 次へをクリックして確認ページを開きます。このページには、更新されるドキュメント件数、作成される関係タイプ、影響を受けるドキュメントの一覧に関する概要が記載されます。
- 終了をクリックします。Vault がアクションを完了すると、メールと Vault 内のシステムメッセージページにシステムメッセージが送信されます。
サポートされている関係タイプ
このアクションは、以下のカスタム関係タイプをサポートします:
- クレーム
- コンポーネント
- ライセンスファイル
- 患者ラベル
- 製品ラベル
- 関連ドキュメント
- 関連資料
- 関連資材
- 関連クレーム
- 関連文書 (サポート文書)
組織は、Veeva サービスと連携し、お使いの Vault に追加でカスタム関係タイプを作成している場合があります。
ドキュメント関係の一括作成の失敗
ドキュメント関係を作成する一括アクションは、以下の状況で失敗します。失敗した場合、Vault はアクションが完了した後にエラー通知を送信します。
- ソースまたはターゲットドキュメントタイプに無効な関係タイプを選択した場合。ドキュメント情報ページのフィールドパネルで、どの関係タイプが特定のドキュメントに適用されているかを確認できます。
- ターゲットドキュメントとしてすべてのドキュメントタイプを許可しない関係タイプを選択した場合。ターゲットとして選択したドキュメントに許可されたドキュメントタイプがなかった場合。
管理版の生成 (QualityDocs、QualityOne)
管理版の生成一括アクションを使用すると、複数のドキュメントから管理版を要求し、要求したコンテンツを含む単一の ZIP ファイルをダウンロードすることができます。ZIP ファイルには、ドキュメント名、バージョン、発生したエラー、要求者名といった要求に関する詳細が含まれる PDF マニフェストファイルも含まれます。
選択されたドキュメントごとに最新のバージョンに対して常に実行する他の一括アクションとは異なり、このアクションは、一括アクションに選択したドキュメントごとのバージョン専用に管理版を要求します。確認ページでドキュメントを確認することが推奨されます。
Vault は、状態に対するユーザアクションの下で構成された条件に基づき、複数の制御されたコピーアクションをサポートしていません。条件を満たさない制御コピータイプは、実行時に失敗します。
- アクションの選択ページから、管理版の生成を選択します。管理版のダウンロードが表示されたら、お使いの Vault ではオブジェクトベースの拡張可能な管理版機能が使用されています。
- 次へをクリックします。
- コピータイプの選択ページで、管理版のタイプを選択します。
- 次へをクリックして詳細の編集ページを開きフィールドに入力します。すべての選択済みドキュメントに同じ詳細情報を提供する必要があります。これには、各ドキュメントのコピー数が含まれます。ドキュメントグループに異なる情報を提供するには、指定したドキュメントの選択を解除してそれらのドキュメントの一括アクションを再実行します。
- 次へをクリックして確認ページを開き、管理版の生成アクションに選択したドキュメントの概要を確認します。
- 終了をクリックします。アクションが完了すると、システムメッセージページにメモが表示され、Vault からメールが送られます。システムメッセージには、ドキュメントを含む ZIP ファイルをダウンロードするリンクが含まれます。
コピータイプの選択
- 詳細の編集ページには、ライフサイクル別にまとめられた、使用可能な管理版のユーザアクションタイプすべてが一覧表示され、管理版の正しいタイプを簡単に選択できるようになっています。
- ほとんどのユーザが、ドキュメントの状態やライフサイクルにかかわらず、選択済みドキュメントから管理版の共通タイプを 1 つ要求する場合が多いため、Vault は、2 つ以上のライフサイクルに存在する同一の設定の管理版ユーザアクションを、単一の管理版タイプにマージし、それらを詳細の編集ページの上部に一覧表示します。
- 非常に複雑な操作の場合、Vault は各ライフサイクルの利用可能なアクションを一覧表示して、操作を絞り込む手助けをします。ライフサイクルの見出し内で、Vault は、設定が同一のすべての管理版ユーザアクションを、そのライフサイクル内の単一の管理版にマージします。
- ラベルが同じで設定が異なる複数の状態に存在するユーザアクションは、不明確さを解消するためにユーザアクションラベルに
(state_label)
を付加して表示します。 - 選択済みドキュメントのグループに関連づけられたライフサイクルが 1 つのみである場合、Vault は管理版タイプをライフサイクルごとにグループ化しません。
拡張可能な管理版
アクションの選択ページに管理版のダウンロードが表示されたら、お使いの Vault ではオブジェクトベースの拡張可能な管理版機能が使用されています。この設定では以下が True です:
- 一括アクションは管理版のダウンロードとラベル付されています。
- 管理版のダウンロードドキュメントロール権限に加えて、管理版のユーザ入力オブジェクトに対する作成権限と、管理版トレースオブジェクトに対する参照権限が必要です。
- 詳細の編集ページは、管理版ユーザ入力オブジェクトのページレイアウトを反映するものです。
- 確認ページには、詳細の編集ページで入力した新規レコードの属性の概要がアルファベット順に一覧表示されます。
- 確認ページでは、対象ドキュメントとドキュメントバージョンのフィールドは空白です。
一括アクションウィザードの終了時の管理版ユーザ入力のレコード作成中にエラーが発生した場合、Vault は確認ページに警告を表示します。
リンク注釈データの取得 (PromoMats)
Vault で自動クレームリンクを使用している場合は、定義済みのドキュメントセットの既存のリンク注釈からデータを抽出して、クレーム、リンクターゲット、およびクレームターゲットの CSV を含む ZIP ファイルをダウンロードできます。次に、これらのファイルを Vault ローダに読み込んで、クレームライブラリにデータを入力できます。このアクションの注釈は次のとおりである必要があります:
- 手動で作成されたドキュメントリンク
- テキスト選択に適用
- ドキュメントまたはアンカーへの直接リンク
このアクションはカートからは利用できず、表形式のビューでのみ利用できます。表ビューに表示される列は、一括アクションによって取得されるデータセットを決定します。
- アクションの選択ページから、リンク注釈データの取得を選択します。
- 次へをクリックして確認ページを開いて、選択したドキュメントの概要を確認します。
- 終了をクリックします。エクスポートが完了すると、システムメッセージページにメモが表示され、Vault からメールが送られます。システムメッセージには、3 つの CSV ファイルを含む ZIP ファイルをダウンロードするリンクが含まれます。
- Vault ローダを使用して CSV ファイルをインポートします。
リンク注釈データの取得一括アクションを実行するには、一括更新ドキュメント権限が必要です。
バッチの作成
このアクションは、バッチ承認機能をサポートしています。新しいバッチオブジェクトレコードを作成し、バッチ番号フィールドを使って、選択されたドキュメントにレコードを関連付けます。
- アクションの選択ページから、バッチの作成を選択します。
- 選択済みドキュメントにフィールドの編集権限があるかどうか確認するには、権限の算出をクリックします。これにより、新しいバッチを追加する権限があるドキュメントの件数を確認できます。
- 次へをクリックして確認ページを開き、バッチに選択したドキュメントの概要を確認します。
- 終了をクリックします。バッチレコードの作成が完了すると、通知ページに通知が表示され、Vault からメールが送られます。
ドキュメントをバインダーに追加する
一括アクションを実行して、ドキュメントを新規バインダーまたは既存バインダーに追加することができます。Vault は常に、ドキュメントをバインダーのトップレベル (「ルート」) セクションに追加します。バインダーのルートセクションに、選択されたドキュメントが既に含まれている場合には、Vault はそのドキュメントを再度追加することはありません。
ドキュメントを新規バインダーに追加するには:
- アクションの選択ページから、バインダーへ追加するを選択します。
- 新規作成を選択します。
- ドキュメントタイプの選択フィールドから、バインダーのドキュメントタイプを選択します。
- 次へをクリックして詳細の編集ページを開き、すべての必須バインダーフィールドに情報を入力します。
- 次へをクリックして確認ページを開き、バインダーに追加しているバインダーフィールド値およびドキュメントの概要を確認します。
- 終了をクリックします。アクションが完了すると、通知ページにメモが表示され、Vault からメールが送られます。これらの通知には、バインダーへの追加が成功・失敗したドキュメントの件数や、各ドキュメントへのリンクが含まれています。バインダーへの追加が失敗したドキュメントがあっても、一括アクションは中止されません。
ドキュメントを既存バインダーに追加するには:
- アクションの選択ページから、バインダーへ追加するを選択します。
- 既存に追加を選択します。
- ドキュメントを追加するバインダーを選択するフィールドからバインダーを選択します。編集権限のあるすべてのバインダーが表示されます。
- 次へをクリックして確認ページを開き、バインダーに追加されるドキュメントの概要を確認します。
- 終了をクリックします。アクションが完了すると、通知ページにメモが表示され、Vault からメールが送られます。これらの通知には、バインダーへの追加が成功・失敗したドキュメントの件数や、各ドキュメントへのリンクが含まれています。バインダーへの追加が失敗したドキュメントがあっても、一括アクションは中止されません。
ドキュメントのエクスポート
ドキュメントエクスポート一括アクションを使用すると、バインダーとそのコンテンツ全体を含む複数のドキュメントのソースファイル、レンディション、フィールド値、監査証跡を一度にダウンロードすることができます。
- ドキュメントのエクスポートページから、ドキュメントの削除を選択します。
- 次へをクリックします。
- アーチファクトの選択オプションで、エクスポートするコンテンツのタイプを選択します。
- バージョンの選択オプションを選択し、選択済みバインダーのドキュメントに適用します。
- ドキュメント命名規則の定義から、エクスポートされるファイルの名前を付ける際に使用するドキュメントフィールドを選択します。
- 次へをクリックします。
- 次へをクリックして確認ページを開き、エクスポートアクションに選択したドキュメントの概要を確認します。
- 終了をクリックします。エクスポートが完了すると、システムメッセージページにメモが表示され、Vault からメールが送られます。システムメッセージには、ドキュメントを含む ZIP ファイルをダウンロードするリンクが含まれます。
注: Vault はエクスポートのファイル名に以下の文字を含めません。<、>、:、“”、/、|、?
アーチファクトのエクスポートオプション
エクスポートするコンポーネント ドキュメントで、以下を含めるよう選択できます。
- レンディション
- ドロップダウンを使用して含めるレンディションのタイプを選択します。表示可能レンディションは、ドキュメントの PDF レンディション (通常自動生成されるもの) をエクスポートし、最も一般的なものです。ソースファイルが PDF の場合、独立した表示可能レンディションはありません。ドロップダウンリストにはすべての使用可能なレンディションタイプが含まれます。選択したドキュメントに適用されないものもあります。
- ソースドキュメント
- このオプションでは、ドキュメントのソースファイルをエクスポートします。ソースドキュメントはどのファイル形式 (ZIP、DOCX、CSV など) でもかまいません。
- ドキュメントフィールド
- このオプションでは、1 つの CSV ファイルを作成し (ローカライゼーションが有効な場合は TXT ファイル)、ダウンロードされた各ファイルと関連ドキュメントプロパティの一覧を表示します。表示可能レンディションとソースファイルの両方をダウンロードする場合、CSV ファイルにはそれぞれ別々のレコードが記録されます。
- ドキュメントの添付ファイル
- このオプションは、選択したドキュメントに存在する添付ファイルをエクスポートします。ドロップダウンを使用して、添付ファイルの最新バージョンまたはすべてのバージョンを選択します。
- ドキュメント監査証跡
- このチェックボックスを選択してドキュメント監査証跡をエクスポートします。監査証跡にはすべてのドキュメントバージョンが含まれます。これらのログを PDF または CSV のいずれでエクスポートするかを選択します。TXT エクスポートはローカライゼーションが Vault で有効化されている場合に使用可能です。
ドキュメントバージョンおよびバインダーの選択
選択済みドキュメントに対して、Vault はドキュメントの最新バージョンに関連づけられたコンテンツをダウンロードします。ドキュメントの最新バージョンにアクセス権限がない場合、そのドキュメントのアーチファクトをダウンロードできません。
バインダーを選択した場合、Vault はバージョンの選択設定に従います。これは、メジャーバージョン、マイナーバージョン、またはそのバインダーにバインドされたバージョンになります。抽出された Zip ファイルのコンテンツには、各バインダー、バインダーセクションおよび入れ子状のバインダーのフォルダとサブフォルダを持つバインダーの階層が反映されます。
オーバーレイおよび署名ページ
表示可能レンディションは、オーバーレイや署名ページありまたはなしでエクスポートできます。これは Vault の設定により異なります。
ファイルとフォルダの命名
Vault は以下の基準を使用してエクスポート中のファイルに名前を付けます。
- ドキュメントファイル名: 選択済みドキュメントフィールドとファイルタイプ拡張子。例: REF-0023.docx選択されたドキュメントフィールドが空白の場合、Vault はデフォルトでドキュメント番号になります。
- バインダフォルダ名: ドキュメント名。例: Compliance Pack CC-39.
- バインダーセクションフォルダ名: セクション名。例: 参照.
- ドキュメントフィールドファイル: "export_summary" に続けて日時。例: export_summary_2013_05_14_14_09_00_EDT.csv
- 添付ファイルのフォルダ名: _attach の接尾辞が付いたドキュメント名 (例: Compliance Pack CC-39_attach)。省略によって 2 つの添付ファイルフォルダ名が同一になる場合、Vault は、省略された名前の 1 つの最後の文字を、Compli_attach や Compl2_attach などの数値識別子に置き換えます。
管理者がエクスポート時にユーザ定義値をフォルダ名とファイル名に適用オプションを有効にしている場合、各ドキュメントのドキュメント情報ページのファイル名のエクスポートドキュメントフィールドが編集可能で、バインダーの編集時にバインダーセクションフォルダ名が編集可能となります。
フォルダパスの文字数制限
Vault は、バインダーのエクスポート設定に管理者が指定した最大文字数を超えたドキュメントのファイル名とフォルダ名を省略します。デフォルトでこの最大数は 230 文字です。トップレベル (Windows™ のドライブレター) からファイル拡張子までのすべての文字が文字数にカウントされます。例えば、"C:/Docs/CC123.pdf" のフォルダパスの文字数は 17 字です。
エクスポートのサイズ制限
50,000 件を超える生成物をエクスポートできません。また、デフォルトで Zip ファイルのエクスポートが 5GB を超えることはできません。要求されたエクスポートがいずれかの制限を超えると、エラー通知が送信されます。
権限の算出について
権限の算出リンクをクリックして、ユーザが一括アクションを実行する権限を有しているドキュメントの件数を表示します。
一括アクションの処理時間
一括変更 (ロール割り当てを含む) は、非同期的に実行されます。これは、特にアクティビティの多い Vault の場合、変更が表示される前に遅延が生じる場合があることを意味します。一括アクションが実行されると、Vault は、変更を他の非同期タスクと一緒にキューに配置します。変更が完了すると、通知ページに通知が表示され、Vault から通知メールが送られます。
旧バージョンに対する R&U ワークフロー
一括ドキュメントアクションを使って R&U ワークフローを開始する場合、最新以外のドキュメントバージョンを送付する必要がある場合があります。そのため、これらのアクションを実行する際には、バージョンが最新でない場合でも、選択されたバージョンを尊重します。その他すべての一括アクションは、表示されている最新バージョンで実行されます。
関連セキュリティおよび権限
Vault の包括的なセキュリティ設定は、一括ドキュメント更新にどのユーザがアクセスできるかを管理することができます。
セキュリティプロファイル
- ドキュメント: 一括更新
- ユーザは、ライブラリ、バインダーまたはレポートでアクションメニューが表示され、一括アクションのオプションにアクセスできるためには、この権限またはドキュメント: 一括削除権限を持っているセキュリティプロファイルを有している必要があります。この権限と、正しいドキュメントロール権限との組み合わせにより、有効化されたすべての一括アクションへのアクセスを許可します。
- オブジェクト: バッチ: 作成
- バッチの作成アクションを使用するには、この権限が付与されたセキュリティプロファイルを有している必要があります。ドキュメントロール権限に加えて、この権限を有するユーザは、個別ドキュメントのバッチ番号フィールドを編集することができます。
- ドキュメント: 一括削除
- ユーザは、ライブラリ、バインダーまたはレポートでアクションメニューが表示され、一括アクションのオプションにアクセスできるためには、この権限またはドキュメント: 一括更新権限を持っているセキュリティプロファイルを有している必要があります。この権限は、正しいドキュメントロール権限との組み合わせにより、ドキュメント削除へのアクセスを許可します。
- ドキュメント: ドキュメントのダウンロード
- この権限は、ドキュメントエクスポートアクションでドキュメントソースファイルをダウンロードする際に必要です。
- ドキュメント: レンディションのダウンロード
- この権限は、ドキュメントエクスポートアクションでドキュメントレンディションをダウンロードする際に必要です。
- オブジェクト: 管理版ユーザ入力: 参照、作成
- 拡張可能な管理版を使用している Vault では、管理版のダウンロード時に管理版ユーザ入力レコードを作成するにはこの権限が必要です。
- オブジェクト: 管理版トレース: 参照
- 拡張可能な管理版を使用している Vault では、管理版ユーザ入力ダイアログとレコードに入力されたデータから Vault が作成する管理版トレースレコードを表示するにはこの権限が必要です。
ドキュメントタイプ
- バインダーの作成
- ユーザが一つ以上のドキュメントタイプでバインダーの作成権限を有している場合のみ、バインダーを作成できます。また、これにより新規バインダーに選択できるドキュメントタイプも規定されます。
ドキュメントロール
- ドキュメントの表示
- ユーザがドキュメントの表示権限を有するドキュメントのみ、選択に使用することができます。しかし、ドキュメントの選択機能は、ドキュメントにすべての一括アクションを実行できることを意味するものではありません。この権限は、ドキュメントエクスポートアクションでドキュメントフィールド値をダウンロードするために必要です。
- コンテンツの表示
- この権限は、ドキュメントエクスポートアクションでレンディションをダウンロードするために必要です。
- フィールドの編集
- ユーザがフィールドの編集権限を有するドキュメントのみ、フィールド値を編集できます。この権限は、一括ドキュメント編集、バッチの作成アクション、関係の作成アクションを使用する場合に必要です。
- 関係の編集 (PromoMats & MedComms)
- ユーザが関係の編集権限を有するドキュメントに対してのみ、ドキュメント関係の作成アクションを使用することができます。この権限は、PromoMats と MedComms でのみ有効です。フィールドの編集権限は、他のすべての Vault アプリケーションで関係の編集を制御します。
- ドキュメントの編集
- ユーザがドキュメントの編集権限を有するバインダー (ドキュメントフィールドではなく構造) のみ、編集することができます。この権限は、既存バインダーに追加する一括アクションを使用する場合に必要です。
- 共有設定の編集
- ユーザがこの権限を有するドキュメントに対してのみ、ユーザをロールに追加したり、ユーザをロールから削除したりすることができます。
- 所有者の変更
- ユーザが所有者の変更権限を有するドキュメントに対してのみ、所有者の変更アクションを使用することができます。
- コーディネータの変更
- ユーザがコーディネータの変更権限を有するドキュメントに対してのみ、コーディネータの変更アクションを使用することができます。
- ワークフローの開始
- ユーザがこの権限を有するドキュメントに対してのみ、ワークフローを開始することができます。Vault がアトミックセキュリティ: ドキュメントライフサイクルアクションを使用している場合は、特定の各ワークフローを実行するための権限が必要になります。
- 状態の変更
- ユーザがこの権限を有するドキュメントのみ状態を変更できます。この権限は、一括状態変更を使用する際に必要です。Vault がアトミックセキュリティ: ドキュメントライフサイクルアクションを使用している場合は、特定の各状態変更アクションを実行するための権限が必要になります。
- ドキュメントの削除
- ユーザがこの権限を有するドキュメントに対してのみ、一括ドキュメント削除を使用することができます。
- 管理版の配布
- ユーザがこの権限を有するドキュメントの管理版のみ配布できます。この権限は、管理版の一括生成を使用したい場合に必要です。