バリデーションテストの実行は、バリデーションライフサイクルに欠かせない部分です。実行者は、事前に承認されたテストスクリプトを使用して、ユーザー要件と機能要件に対応させます。検証管理のテスト実行インターフェースを使用すると、テスト作成者が定義した手順を実行して、期待される結果や参照要件を理解し、観察した結果の記述、添付ファイルをアップロードして客観的な証拠の提供などの一連の操作を簡単に行うことができます。実行中に発生した不一致は、問題が発生したテストステップから直接作成することができます。不一致は、組織によって例外、不適合、逸脱、欠陥などとも呼ぶこともあります。

テストレビューインターフェイスを使用すると、独立レビューア、承認者、および品質部門の承認者は、例外別に確認できる方法で、すべてのステップが準拠した方法で完了したことを確認することができます。例外別に確認できる機能を使用することで、レビューア、承認者、品質部門の承認者は、レビュープロセスを合理化するために、よりリスクの高い分野に注力することができます。

テスト実行インターフェースについて

実行中のライフサイクル状態のテストに対してテスト実行アクションを実行すると、テスト実行インターフェースページに移動します。

テストのヘッダー

このセクションには、実行中のテストスクリプト名前タイトル実行番号 (ある場合) が含まれます。

インターフェイスの左側にあるナビゲーションパネルには、いくつかの便利な機能があります。このパネルの上部には、割り当てられたステップの完了率を示す進捗バーがあります。この率は、実行者ごとに固有であるため、複数の実行者が同じテストスクリプトで作業している場合、異なる値が表示されることがあります。

このパネルでステップまたはセクションをクリックすると、コンテンツパネル内のそのステップやセクションに直接移動することができます。セクションを折りたたんだり展開したりすることで、大量のステップを効率的に移動することができます。

完了していないステップまたはセクションを表示した場合、アイコン (未完了ステップ) がステップナビゲーションパネルに表示されます。ステップまたはセクションを完了すると、パネルにチェックマークが表示されます。

ナビゲーションパネルの自分のステップのみ表示チェックボックスをオンにすると、表示を自分に割り当てられたステップのみに制限できます。自分に割り当てられていないステップは、ナビゲーションパネルに灰色で表示されます。

コンテンツパネル

インターフェイスの右下にあるコンテンツパネルには、実行するテストステップが表示されます。

アクションバー

インターフェイスの右上には、次のステップに移動するためのアイコン (次のステップに移動) があり、テストスクリプト内にある次の未完了のステップに移動することができます。

右上の次へボタンで、ステップの次のセクションに移動します。現在のセクションのすべてのステップを完了していない場合、Vault はナビゲーションを確認するように求めます。前へをクリックすると、前のセクションに移動します。

レビューと署名セクションを表示するには、割り当てられたすべてのステップを完了する必要があります。

テストステップの実行

自分に割り当てられている任意のステップを任意の順序で更新および完了することができます。テストステップを実行するには、次のようにします:

  1. コンテンツパネルのステップまでスクロール、または左側のナビゲーションパネルのステップをクリックします。
  2. ステップの指示に従ってテストを実行します。
  3. 必要な場合、アップロードをクリックして 1 つ以上のファイルを選択して添付ファイルを追加します。
  4. 実行ステップを実行する場合、合格失敗該当なしの判定を選択します。
  5. 必要に応じて、コメントや不一致を追加します。
  6. 完了をクリックしてステップを終了します。

コメントの追加

+ コメントをクリックしてポップアップダイアログにコメントを追加し、保存をクリックします。保存すると、コメントアイコン (コメント) がテストステップに表示されます。コメントアイコンをクリックすると、コメントを編集することができます。ステップを完了していない間は、編集を行うことができます。

不一致の追加

ステップに不一致が必要な場合、+ 不一致をクリックして不一致レコードを作成します。ポップアップダイアログで、タイトル説明日付を追加し、必要に応じて添付書類をアップロードして保存をクリックします。保存すると、不一致警告アイコン (不一致) がテストステップカードに表示されます。不一致警告アイコンをクリックすると、ステップに関連付けられた不一致レコードがダイアログに表示されます。このダイアログから、レコードデータへの移動や添付書類を表示することができます。

テストステップの再割り当て

各ステップのメニューには、月の実行者に割り当てるためのステップの再割り当てアクションがあります。

実行者のレビュー

すべてのテストステップが完了すると、レビューと署名セクションを使用できるようになります。このセクションは、不一致、失敗したステップ、および行われた変更を含むテストスクリプトの概要についての説明です。テスト実行インターフェイスの上部にある数字をクリックすると、割り当てられたステップに関連する不一致、失敗したステップ、およびリビジョンをフィルタリングして確認することができます。これにより、各フィルターをクリックして、例外ごとに変更が必要かどうかをレビューして判断することができます。

レビュー終了後、完了をクリックして電子署名を提供します。

完了したテストステップの変更

ステップが完了すると、ステップにタイムスタンプが適用されて左側のナビゲーションパネルに緑色のチェックマークが付きます。追加の変更はステップを再度実行していることが分かるように追跡され、実行者は完了したステップへの変更ごとに電子署名を提供する必要があります。実行結果コメント添付資料判定実行者 (再割り当てアクションによる開始) の完了済のステップに変更を加えることができます。実行ステップの実行結果を変更する場合、次のようにします:

  1. 実行結果フィールドの横にある鉛筆アイコンをクリックします。
  2. 新しい値を追加します。
  3. 変更理由を追加します。次のオプションから選択します: 計算エラー入力エラー入力遅れその他スペルエラー
  4. 完了したステップに変更の妥当性を入力します。
  5. 保存をクリックします。メッセージ表示後、電子署名を提供します。

編集に対する電子署名が正常に提供されると、Vault は完了日時を更新して、ログインしている実行者が変更を行った時刻を反映します。

結果が変更されたステップは、デルタアイコン (デルタ) マークが印されます。このアイコンをクリックすると、すべてのテストステップの変更が表示されます。

ステップ完了後、ステップの再割り当てコメントの編集判定の編集不一致の追加アクションが使用可能になります。これらのアクションは、ステップの実行結果を変更した際と同様の追加情報と、変更を有効にするための電子署名を必要とします。

テストレビューインターフェースについて

リード実行者がテストスクリプトの全体的な裁定を提示すると、そのテストスクリプトは品質部門による最終承認前の一連のレビューフェーズに移行します。Vault は、このプロセスを容易にする特別なテストレビューインターフェイスを提供しています。このプロセスは、独立レビューア、承認者、最後に品質部門の承認者によって行われます。

独立レビュー中承認中、またはQA承認中の状態にあるテストスクリプトレコードでレビューテストアクションを実行すると、Vault によってテストレビュー インターフェイスに移動します。

テストのヘッダー

このセクションには、実行中のテストスクリプト名前タイトル実行番号 (ある場合)、が含まれます。

インターフェイスの左側にあるナビゲーションパネルには、いくつかの便利な機能があります。

このパネルでステップまたはセクションをクリックすると、そのステップやセクションに直接移動することができます。セクションを折りたたんだり展開したりすることで、大量のステップを効率的に移動することができます。

メインセクション

インターフェイスの右下のメインセクションには、フィルタと実行が完了したテストステップが表示されています。メインセクションの上部にある数字をクリックすると、不一致、失敗したステップ、およびリビジョンをフィルタリングして確認することができます。これにより、例外別にレビューを実行し、各フィルタをクリックしてテストスクリプトに対する変更の要否を確認して承認または却下を判定することができます。

インターフェイスの右上には、割り当てられたレビュータスクを完了し、評決と電子署名を提供するレビューボタンがあります。

テスト実行インターフェイスまたはテストレビューインターフェイスを使用するには、次のオブジェクトのアクセス権を持つセキュリティプロファイルが必要です:

  • テストスクリプト: 参照
  • テストステップ: 参照、編集
  • 不一致: 参照、作成、編集、削除
  • 要件: 参照