組織は、特定範囲で決められた期間にどの監査を実施するかを決定する必要がある場合があります。監査プランニングの一部として、監査プログラムを開始、計画、および承認を開始します。監査プランが承認されると、プランに対して監査が実施されます。完了すると、ユーザは承認プランの内容および完了した内容を確認することができます。

監査プログラムオブジェクト

監査プログラムオブジェクトを使用して、設定された期間に監査プログラムを開始、計画、および承認することができます。監査プログラムレコードが特定の状態に入ると、Vault は、監査プログラム提案された監査レコードデータに基づいて、自動的に監査オブジェクトレコードを作成します。ユーザは監査を実施し、監査レコードがライフサイクルに移動すると、監査プログラムレコードの関連する提案された監査が更新され、実施をトラッキングします。

例えば、組織の監査プランナーは、次期四半期のスコーピングの責任を負います。監査プランナーはまず、「監査プログラム 2020 年第三四半期」という名前で監査プログラムオブジェクトを作成し、組織が必要とみなしたフィールドデータを入力します。次に、1 つ以上の提案された監査関連レコードを作成し、提案された監査レコードにより詳細なメタデータを入力します。そして、監査プログラム 2020 年第三四半期が特定の状態 (実行中など) に入ると、Vault はプログラムの提案された監査レコードごとに監査オブジェクトレコードを自動的に作成します。これらの監査レコードは、提案された監査ソースレコードからのデータを引き継ぎます。

提案された監査

提案された監査レコードは、監査プログラムで計画している監査を表示します。デフォルトでは、Vault は内部監査および外部監査オブジェクトタイプをサポートしています。Vault が監査レコードを作成すると、システムは提案された監査ソースレコードから特定のデータをコピーします。

管理者によって設定されている場合、Vault は以下のフィールド値を提案された監査レコードからコピーする場合があります。

  • 被監査者
  • 開始予定日
  • 終了予定日

Vault は、提案された監査および監査オブジェクトで同一の名前値を持つすべてのフィールド値もコピーします。

予定外の監査

組織のプロセスに応じて、監査プログラムレコードに含めたい、自動作成されていない追加監査が行われる場合があります。管理者によって設定されている場合、監査プログラムレコードから作成することができます。

監査プログラムの作成

監査プログラムを作成するには:

  1. 監査プログラムカスタムオブジェクトタブまたは管理者 > 企業管理者 > 監査プログラムに進みます。
  2. 作成をクリックします。
  3. 必須の詳細を入力します。
  4. 保存をクリックします。
  5. 任意の作業: 提案された監査セクションで、1 つ以上の提案された監査関連レコードを作成します。
  6. 任意の作業: 予定外の監査セクションで、作成をクリックして、この監査プログラムに属しているが監査プログラムプランニング自動化によって作成されていないすべての監査レコードを追加します。

監査プログラムレコードを作成した後、提案された監査および予定外の監査の追加を継続できます。

以下の権限は、監査プログラムおよび提案された監査を作成および変更する権限を管理します:

タイプ

権限ラベル

制御

セキュリティプロファイル

オブジェクト: 監査プログラム

監査プログラムを表示、作成、編集、および削除する権限。

セキュリティプロファイル

オブジェクト: 提案された監査

提案された監査を表示、作成、編集、および削除する権限。