関連オブジェクトアクションの権限設定アクションにより、管理者は、関連オブジェクトレコード上のビューアなどのアプリケーションロール を、現在のオブジェクトレコード上で定義されたロールに割り当てられたユーザに割り当てるエントリまたはユーザアクションを設定することができます。これにより、CAPA アクションなどのオブジェクトレコードに割り当てられたユーザは、割り当てられたタスクの実行を支援するために関連する逸脱などの関連するオブジェクトレコードにアクセスして表示できるようになる一方で、関連しないレコードにはアクセスして表示することができなくなります。

このアクションは、品質チームに所属していないユーザが、タスクを完了するために関連するオブジェクトレコードを操作する必要があるような構成で特に役立ちます。

ユーザアクションの有効化

関連オブジェクトアクションの権限設定アクションは、ユーザアクションまたはエントリアクションとして使用できます。アクションをユーザアクションとして設定するには、目的のオブジェクトの設定に追加する必要があります。追加する場合、すべてのライフサイクル状態で有効チェックボックスをオンにしないでください。

関連オブジェクトアクションの権限設定アクションを構成するには、次のようにします:

  1. 管理者 > 設定 > オブジェクトライフサイクルから、該当するライフサイクルをクリックします。
  2. 状態セクションで、関連するオブジェクトロールに権限を設定、または設定を許可するライフサイクルの状態をクリックします。
  3. ユーザアクションまたはエントリアクションセクションで、編集をクリックします。
  4. 関連オブジェクトアクションの権限設定アクションを追加します。
  5. ライフサイクルロールを 1 つ以上選択します。アクションの実行時に Vault が許可更新の対象とする、ライフサイクルオブジェクトのロールを選択します。
  6. ライフサイクルのオブジェクトの送信参照フィールドを選択します。アクションの実行時に Vault が許可更新の対象とする、関連オブジェクトを参照するフィールドを選択します。
  7. ターゲットの関連オブジェクトにタイプがある場合、オブジェクトタイプを選択します。
  8. ライフサイクルロールへの権限の割り当てロップダウンで、システム以外のロールを選択します。Vault は、関連オブジェクトに対して選択したロールの権限を、アクションの実行時に付与します。所有者ロール、またはそのオブジェクトタイプのアクティブな品質チームロールに関連付けられている関連オブジェクトのロールを選択することはできません。
  9. アクションをユーザアクションとして設定する場合、アクションラベルを追加します。
  10. 保存をクリックします。